僕の神さま

僕の神さま

芦沢 央
KADOKAWA (2024年2月22日発売)
ISBN:9784041143780
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作品紹介・あらすじ

「知ってる? 川上さん、父親に殺されたらしいよ」僕が通う小学校で広がった、少女の死の噂話。川上さんは父親から虐待を受けていたが、協力を得られないまま転校したと聞いていた。しかも彼女の怨念が図書室の「呪いの本」にこめられたという怪談にまで発展する。日常のさまざまな謎を解決し、僕も「神さま」と尊敬する水谷くんは、噂の真相と呪いの正体に迫るが……。ラスト世界が反転する、せつないミステリー。 第一話 春の...

感想・レビュー (2件)

前回読んだ『ニューワールド(凪良ゆう)』に、〈芦沢央✕凪良ゆう〉の対談が載っていて、その中に本書の紹介があったので手に取りました。 アンソロジー以外で、芦沢さんの小説を読んだのは初めてでしたが、展開が気になって一気読みでした( ゚∀゚)o彡° 切なさの中にも温かさがある深いミステリー小説♪ 初回限定!WEBでショートストーリーが読める特製しおり付も良かったです♡

芦沢さんの長編小説は初めてでしたが、とても読みやすかったです。 『僕』が神様と呼ぶ水谷君と様々な日常の謎を考えていく物語ですが、エピローグでの二人の会話が印象的でした。 切なさの中に温かみがある素敵なお話でした。