沈黙のパレード

沈黙のパレード

東野圭吾
文藝春秋 (2018年10月11日発売)
ISBN:9784163908717
本棚登録:326

作品紹介・あらすじ

『ガリレオ、再始動!』 シリーズとしては、6年ぶりの単行本が、長篇書下ろしとして堂々の発売! 容疑者は彼女を愛したふつうの人々。 哀しき復讐者たちの渾身のトリックが、湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。 突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。 容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。 だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。 さらにその男が...

感想・レビュー (4件)

11/16 読み終わり。 面白かった!過去の2つの事件の犯人に復讐する話。でも単純ではなく、真犯人や真相が湯川教授の推理で発覚していく。娘を殺された店主の街の人達の関係がよかった。またガリレオシリーズは読んでみたい。

意外な人が犯人でびっくりした。久しぶりに湯川先生が出てきてよかった。容疑者Xの献身に触れるようなところや、ギター弾いてて福山さんをイメージするところがまた面白かった。

最初はバルーンのマスコットのヘリウムガスでは?!と勝手に考えていて、推理があたりそう!と思っていたら殺害方法は違うし、物語も二転三転して読みごたえがありました。トリックも犯人もわかりそうなのになんでこんなにページが残っているんだろう?!と思いながら読んでいたらまさかの!でした。 映画化されるとのことで気になっていましたが、原作をまず読みたい!と思い映画は見ていないし、調べなかったのですが、読み終わって、キャストを見た時に、すでに犯人バレバレなのでは…?と思ってしまいました…重要人物があからさまに豪華なキャストで…。

ネタバレを読む

久しぶりの湯川先生、思いやりに満ちた推理回答に癒やされました