流星の絆

流星の絆

東野圭吾
講談社
ISBN:9784062769204
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作品紹介・あらすじ

「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」 東野作品史上、売り上げNo.1 「大人になったら、三人で、犯人探して復讐しような」 幼い頃、両親を殺された洋食店「アリアケ」の三兄妹。14年後、大人になった彼らは結婚詐欺をして暮らしていた。最大のターゲットとして選んだのは、レストラン「とがみ亭」の御曹司。ところが、その名物料理は、懐かしい「アリアケ」と同じ味だった。 「これはお父さ...

感想・レビュー (4件)

兄妹っていいなと思える作品です!感動します!

三兄弟が親の仇を打つ為に、いろいろ詐欺をしながら犯人探しをする非常に巧妙に仕組まれた作品。最後のどんでん返しもびっくりさせられる。さすがに東野圭吾の作品は読み応えがある。

正直言って最高の本だと思った。 ミステリーとしての完成度、オチの付け方、登場人物の心理描写。君のすい臓を食べたいを読んだ時以上に衝撃が走った。ミスリードにははまったし、推理も外していた。功一のような人物に最初は憧れていたが、やっぱり行成のように仕事熱心で真面目で素直な人間が一番いいのだと気付かされた。もちろん、損をすることもたくさんあるだろうけど、それでも最後に祝福されるのは確実にそういう人物なので、自分もより一層頑張りたいと思った。たまたま手に取って今この作品を読むことができて最高に幸せだと思う。

5/13読み終わり。とても良かった。大好きなドラマだったし、犯人も分かってるんだけど、人の気持ちの描写とかほんとに素晴らしくて。戸神行成さんの真っ直ぐさが特によかった。もっと他の東野圭吾の作品も読みたい。