ゴリラ裁判の日

ゴリラ裁判の日

須藤 古都離
講談社 (2023年3月15日発売)
ISBN:9784065310090
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作品紹介・あらすじ

カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。メス、というよりも女性といった方がいいだろう。ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解する。手話を使って人間と「会話」もできる。カメルーンで、オスゴリラと恋もし、破れる。厳しい自然の掟に巻き込まれ、大切な人も失う。運命に導かれ、ローズはアメリカの動物園で暮らすようになった。政治的なかけひきがいろいろあったようだが、ローズは意に介さない。動...

感想・レビュー (5件)

途中の展開(プロレスラーデビューのところ)はちょっとどうかと思ったけれど、全体的に先が気になって読み進められた作品だった。特に最後の章の友達のリリーのセリフには心を掴まされた。本当の人間らしい生き方ってなんだろう。人間は自然から遠く離れ過ぎてわからなくなってるけれど今がおかしいことだけは間違いない

ネタバレを読む

ゴリラは力が強いだけで争う生き物じゃないなんて、なんて愛すべき存在なんだ。 人間とゴリラ、言葉の限界、狭い檻、いろいろと考えられる本。 ただ、ちょっと読みづらかった。

現実離れしてるようでしてない。ゴリラのことが少しわかった。結末がどうなるのだろうと思ったがハッピーエンドだった。ゴリラを通して人間とは何をもって人間なのか、考える内容だった。

思ったより面白くないかな