涼月
レビュー
図書館本。著者は私から見ると怠け者(動物のナマケモノではない。ナマケモノは決して怠けているわけではない。省エネと言うかミニマムなエネルギーで生きているエコで平和的な生き物だ)度合は言うほど高くない。何やかんやで大学入ったり部屋はどれくらいか分からないけど文章からすると汚部屋レベルではなさそう。でも韓国って真面目で自分に厳しい人多そうだから求めるもの求められるレベルが高いのかもしれない。だから「私の方が余程怠惰だわ!」とは何度も思ったけれど、そこは置いておいて、結果として今後もこの本を参考にしたいと思った。理由は、まずこの本は正直目新しさはない。コンマリさんやミニマリスト関連本など片付け整理整頓系、小さな習慣系等の本を読んできた人ならきっとそう思うはず。ただ、この本を良いと思うのはそれらの先達たちの本の良い方法ややり方を平易な言葉でわかりやすく、継続力や意志力薄弱な人間の心にダイレクトに刺さる、もしくは響く言葉でまとめておいてくれているところだ。なので先達たちの本を読んだものの、頭ではわかってるけど出来ないんだよー続かないんだよー!涙 って思ってる人達(自分を含む)は、この本をレベル1の自分たちのドリルと思って傍らに置き、一つ一つクリアしていくために使うのにちょうどいい本だと思う。なので、借りたけど買い直そうと思う。
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着ない服を捨てたら「すぐやる人」になれた
ジイ(超なまけ者)/呉永雅
図書館本。片付けの手法としてはこれまで読んできた本があるので復習が殆どだったけれど、その取り組み方が他の事にも共通して役立つ方法で勉強になった。分かるためには分けること。分解すること。解決の手法は文字そのものに現れていたことに気づいて目からウロコだった。

片づけをプロジェクト管理してみたら汚部屋が生まれ変わった
藤原 華
大好きな作家、森見登美彦氏が自分が子どもの頃から好きなネタで、最高に上質な小説を書きあげてくれた奇跡の作品。感謝しかない。ワトソンとメアリの夫婦の最後のシーンが特に良かった。また読み返したい

シャーロック・ホームズの凱旋
森見登美彦
途中の展開(プロレスラーデビューのところ)はちょっとどうかと思ったけれど、全体的に先が気になって読み進められた作品だった。特に最後の章の友達のリリーのセリフには心を掴まされた。本当の人間らしい生き方ってなんだろう。人間は自然から遠く離れ過ぎてわからなくなってるけれど今がおかしいことだけは間違いない
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ゴリラ裁判の日
須藤 古都離
図書館本。「出版区」動画にて大島てる氏が読みたいと言っていた本。タイトルからは不自然な遺体の話かと推測されたが実際読んでみるとイギリスの法医学者の半生記と言う色が濃い。勿論事件やその遺体の話を中心になのだが主観的な目線で書かれているので人間臭さもあり、グイグイ引き付けられる。自分とはかけ離れた感覚の人の話は面白い。

不自然な死因
リチャード シェパード/長澤 あかね
2024/03/31 町田流寓話童話的な話と、ココア、エル、スピンクとの記憶や思いを物語に昇華した短編が納められている。特にココア、スピンクの話はエッセイ通して知ってる者にとっては目頭熱くなるお話

猫のエルは
町田 康/ヒグチ ユウコ