ジヴェルニーの食卓

ジヴェルニーの食卓

原田マハ
集英社 (2013年3月1日発売)
ISBN:9784087715057
本棚登録:51

作品紹介・あらすじ

美の巨匠たちは何と闘い、何を夢見たのか ドガ、セザンヌ、モネ、マティス。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代の美を果敢に切り拓いた偉大なアーティスト四人の愛と友情、そして格闘の日々を色鮮やかに蘇らせる短編集。

感想・レビュー (3件)

マティスもドガもポールもモネもとてもすてきに描かれてた。本の表紙のように穏やかな一冊。

アートフィクションというジャンルらしい。 穏やかで、各章読み終えるとじんわり目を閉じて浸りたくなるような温かい気持ちになる。 モネ、マティス、セザンヌ、ドガそれぞれの短編エピソード集で、 傍で支えた女性目線。 最後の『ジヴェルニーの食卓』に出てくるガトー・ヴェール・ヴェールというケーキを食べてみたい。 "ガトー・ヴェール・ヴェールは緑色のケーキで、モネの大好物だ。新緑に包まれた庭のイメージをそっくり映したようなうつくしいお菓子でわ鮮やかな緑色はピスタチオの実で色づけをする。" それぞれの作品をみにすぐ美術館に行きたくなった! 特に、モネとマティス。 マティス展:石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 マティスのアトリエ@アーティゾン(学生無料)2025年2月9日[日] モネ展:〜2/11@国立西洋美術館

ネタバレを読む

それぞれの画家の人柄について知ることができた。穏やかで美しい描写が良かった