かばん屋の相続

かばん屋の相続

池井戸潤
文藝春秋 (2011年4月1日発売)
ISBN:9784167728052
本棚登録:151

作品紹介・あらすじ

池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに?表題作他五編収録。

感想・レビュー (4件)

6本の短編。いつも通り、何等か金融、銀行の関わったストーリーだが、人間関係が面白い。融資限度は勿論、手形、遺言のカードが上手く作用してどれも流石面白い。

池井戸さんらしい。ショートストーリー

お金の貸し借りはねぇ

色々な人生があるものだね。