レビュー (4件)
初作家さん オリンピックが延期された コロナ禍の年から始まる ヨーロッパの古城をモチーフにした 人気のヴィクトリアンホテル 改装のため一旦幕を閉じる日 の前日のホテルの客 ・佐倉優美(佐渡島)→大物女優が母の2世女優 ・林志津子.敏行夫妻→弁当屋 友人の保証人 になりその後友人が失踪 ・三木本貴志→毒親育ちでその日暮らし ・岡野→ベルマン ・高見光彦→文学賞を受賞した小説家 ...三鷹コウ ・森沢祐一郎→テレビスポンサーの大企業の 宣伝部の偉い人 "優しさ” "善意” がテーマなのか "優しさ”て言葉一つでも 人によって受け取り方が違う 同じ言葉だけど.. "優しい”気持ちで行った"行い”が 結果傷付く人がでる.. と思い悩む登場人物達 ...考えすぎず行動したらいいのに ....誰のせいでもないよ 人に影響与えてるなんて 思い過ごしだから..自由にやれ ..と言いたい..笑 あと SNS等 理不尽な意見の 反論的な考え.. とか頭に残った 同じ考えだったので スッキリした 悩みにヒントくれる お助けキャラ的人物達も 複数出てきた 最後はドタバタして.. 良かった 恋アリ..希望アリ.. 夫婦愛..時間..叙述..等等等 猫足のソファ..ダマスク柄の壁紙 ..素敵なホテル 映画になるのが目に見える様な..話 高見光彦(小説家)の言葉に ”企みに満ちた野心作”と 褒めていただき嬉しく... ってあったけれど "企みに満ちた野心作” という感じで面白かった
ネタバレを読む
歴史ある超高級ホテルを舞台にした群像劇。途中感じた違和感からまさかの真実へ…。著者の企みにまんまとハマり、再読必須の一冊。当初の予想を裏切るあっさり系で多少物足りなさを感じるも、ラストは綺麗な着地。最後までまずまず楽しめた。読後感よき◎
表紙に惹かれ手に取りました(初読みの作家さん) ホテルが舞台となっている小説を読んでいると、宿泊客の気分でワクワクした気持ちになるため好きです(◍•ᴗ•◍) 今回の〈ヴィクトリアン・ホテル〉も伝統ある高級ホテルで素敵でした! ホテルミステリーの面白さだけではなく、「優しさや善意とは何か」などといった面でも深く考えさせられる1冊です。

