作品紹介・あらすじ
鷹島珊瑚は両親を看取り、帯広でのんびり暮らしていた。
そんな折、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいた兄の滋郎が急逝。珊瑚がそのお店とビルを相続することになり、単身上京した。
一方、珊瑚の親戚で国文科の大学院生・美希喜は、生前滋郎の元に通っていたことから、素人の珊瑚の手伝いをすることに・・・・・・。
カレー、中華など神保町の美味しい食と思いやり溢れる人々、奥深い本の魅力が一杯詰まった幸福な物語...
感想・レビュー (3件)
私がもっと若い時にこの本を読んでたら人生は変わってただろうか。今の年齢だから自分の人生をセンチメンタルな過去に書き換えてるのだろうか。 若い頃の選択を後悔するわけではない。きっと若い頃には無い経験値が今の考えに至っているのだと思う。 人間を本に例えると生まれたての赤ちゃんは新作の本。中古本の私は何度もページを捲り傷みこそあれど紙質は柔らかくなってるはず。
神保町に必ず行きたくなった本
本好きな人達の人間模様、まあまあ面白い
