私がもっと若い時にこの本を読んでたら人生は変わってただろうか。今の年齢だから自分の人生をセンチメンタルな過去に書き換えてるのだろうか。 若い頃の選択を後悔するわけではない。きっと若い頃には無い経験値が今の考えに至っているのだと思う。 人間を本に例えると生まれたての赤ちゃんは新作の本。中古本の私は何度もページを捲り傷みこそあれど紙質は柔らかくなってるはず。
原田 ひ香
次から次へと中心人物が代わり残虐性が増していく。古代の神を崇める冷酷なボスや現代裏社会の隙間の世界。この本の中に絶望すら覚える一冊。
佐藤 究