交番相談員 百目鬼巴

交番相談員 百目鬼巴

長岡弘樹
文藝春秋 (2025年4月9日発売)
ISBN:9784163919676
本棚登録:21

作品紹介・あらすじ

交番相談員が見抜く、警察官たちの闇と罪。 日経新聞、産経新聞、讀賣新聞、共同通信ほか書評続々! 2025年度最注目の連作ミステリ短編集 警察を定年退職し、非常勤の「交番相談員」として働いている百目鬼巴(どうめき・ともえ)。 見た目は普通のおばさんで、性格も穏やかだが、彼女には妙な噂があった。 「彼女には県警本部の刑事部長でも頭があがらない」 「現役時代には、未解決事件の捜査にあたってほしい...

感想・レビュー (5件)

推理小説 「教場」他「真夏の車輪」「陽だまりの偽り

後味悪い感じ 警察官が人殺しすぎ

警察ミステリ界にニューヒロイン登場。 ヒロインの立ち位置がこのミステリの肝である。 この年齢の女性警官を主役に据えた小説は、これまでなかったのではないか。 続編はあるのか?

裏庭のある交番  水やりのホース  硫黄入り入浴剤の粉末と酸性洗剤で硫化水素発生 トイレの洗面台に硫化水素を発生させた痕跡を残しカムフラージュ 親友の復讐 瞬刻の魔  脱法ハーブを所持していた警察官 ホームに落ちた犯人を助けられなかったのは親友に自分のことを知られたくないおもいから 魔がさした 他人を死なせてしまった自責の念でホームに飛び込むが 親友に助けられる 曲がった残効  憧れの人が 先輩から忘年会の面白いネタを探すよういわれていたので避難誘導訓練でパニックを経験するために逆さ眼鏡を使ったことを教えた。 その人がパトカー運転中に事故を起こしその後亡くなった 遺品の中に逆さ眼鏡があった 眼鏡を外してもその後に起こる現象 残効 右と左がわからなくなる そのせいでカーブでハンドルを間違って切ったのではないか 自分が教えたせいで死んでしまった  冬の刻印  中学生をひき逃げしたと思われる車を見たと交番隣の老医師が言ってきたがナンバーが思い出せない 思い出したら自分に真っ先に教えてくれるよう頼んで 怪我の手術を医師にしてもらう 医師は手術中に具合が悪くなり 亡くなってしまう 骨のつながり具合を確かめるよう言われレントゲンを撮ると骨に数字が刻まれていた 手術中に思い出し骨にメモしたらしい それは 自分の車のナンバーだった かくし通せると思っていたのに 噛みついた沼  看守をしている夫が留置人の寝言から死体の隠し場所ではないかと刑事に進言しても誰も相手にしてくれない 転勤で駐在所勤務になると夫は釣りにばかり出かけある日沼でボートがひっくり返りおぼれて意識不明のままとなる 以前カミツキガメを捕獲した時 市役所に渡し処分したとばかり思っていたのに夫はそれを隠し自ら駐在所を希望しカミツキガメを使って死体を探していたらしい やっと見つかり死体を引きあげたがあまりの悪臭にのけぞってひっくり返ってしまったらしい 土中の座標  幹部の娘との結婚が決まり恋人が邪魔になったおれは駐在所員の入院3日間代わりにそこに行き恋人に別れ話をする予定だった 川べりでいきなり妊娠を告げられ慌てると恋人が激高し襲いかかってきて揉み合っているあいだに恋人が川に落ちて流されてしまう 駐在所で呆然としている時に訪ねてきた人がおり応対しようとしてたら地震があり裏山が地滑りを起こし大量の土砂が流れ込み自分は二階で身動きが取れなくなる 何本署と連絡が取れ 連絡を待つ間 一階にいる訪ねてきた人と話したら警察官OBの源田さんとわかり ニュースで彼女の死を知った源田さんはあれは事故ではなく殺人で怪しい人を見たと似顔絵を持ってきていた 一階と二階すき間越しにその似顔絵を見せてもらうとまさしく自分 自分が動くと二階が崩れるのを承知で動き 建物は崩れ源田さんは圧死 似顔絵はファクスで送ることが出来なかったので誰にも気づかれていないと思っていたら自分が寝込んでしまった時間に源田さんと百目鬼さんが電話で座標をやり取り し似顔絵を仕上げていた それはまさしく自分の顔であった

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いつも通り面白かったです。でもろくな警察官いないじゃないですか 犯罪者ばっかり😮‍💨

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