蝉かえる

蝉かえる

櫻田智也
東京創元社 (2023年2月13日発売)
ISBN:9784488424220
本棚登録:25

作品紹介・あらすじ

【第74回日本推理作家協会賞&第21回本格ミステリ大賞受賞】 読み終わるとため息が漏れ、 また読むことができてよかったと思う。 いつまでも読み継がれる本というのは そういうものだろう。--法月綸太郎(解説より) 全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた──。16年前、災害ボラン...

感想・レビュー (3件)

本屋で推されていたため、気になって手に取った一冊です。 虫をテーマにしたミステリーは自分としては珍しく、虫について調べながら読み進めました。 連作短編集の各章が、しっかりと作り込まれており良かったです。

初読みの作家さん♪ もっと続きが読みたいと思わせる温かな一冊だ、と満足していたところ、法月綸太郎さんの解説を読んで「えっ、そうなのー!?」と驚く私がいました(笑) 主人公のえり沢くんに幸あれ(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+

7/23読み終わり。面白いー!読後感が最高。読み終わった後、あとがきを読んで、魞沢泉シリーズがこれで終わりと書いてあり、ショックを受ける…。そしてまた読む順番を間違えたことを知る。短編集だけど中身が濃く、魞沢泉のことが好きになる。虫好きの魞沢くんの事件についての観察力も鋭く、推理していく。特によかったのは、『ホタル計画』でなんと泉の少年時代。雑誌の編集長がナニサマバッタ(泉のペンネーム)から、ライターが行方不明になったとの連絡を受け、北海道に行って事件の究明をするもの。