蒼海館の殺人

蒼海館の殺人

阿津川 辰海
講談社 (2021年2月16日発売)
ISBN:9784065212073
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

館が沈めば、探偵も、犯人も、全員死ぬ 濁流押し寄せる館の連続殺人。 雨が止むころ、僕らは生きているのか。 ☆☆☆ 2019年『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)がスマッシュヒットを記録し、 2020年『透明人間は密室に潜む』(光文社)が続々ランクインの26歳による最高傑作! ↓ ☆「2021本格ミステリ・ベスト10」(原書房)国内ランキング 第1位 ☆「このミステリーがすごい! 2021年度版」...

感想・レビュー (2件)

この作者の文章が肌に合わないことがよく分かった。 探偵と探偵助手を通し、ミステリ小説への作者の並々ならぬ思いを存分に感じたが、それが独り善がりのように映って読んでいて少し興醒めしてしまった。

とても難しく深い話だった。 そんなに頭のいい人間は存在しないと思うが、この作品で何がスゴイ!って作者の思考回路だ。正の頭のなかは作者の頭のなかを作品にしたのではないかと思わせられるくらいだった。最近読んだ本の中では、まずまず上位だ。