作品紹介・あらすじ
結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか? 答えのない問いを生きる私たちのための傑作長篇。東京のアパレルで働いていた都は母親の看病のため茨城の実家に戻り、アウトレットのショップで店員として働き始めるが、職場ではセクハラなど問題続出、実家では両親共に体調を崩してしまい……。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなこと無理! ぐるぐる思い惑う都の人生の選択から目が離せない、共感度1...
感想・レビュー (6件)
共感し近い将来かと恐ろしくなるのは、桃枝。都と貫一がくついて良かった。冒頭の結婚式、誰のと最後までわからなくて驚いた。
都の年齢(30代)の独身女性にはものすごく刺さる物語なのではないかと思いました…。 私もあと5年早く出会っていたらなにか変わってたんじゃないかと思うほど…。 絶妙な年齢すぎて…。不安定な都の気持ちがわかりすぎて…。10年若かったら結婚のこと、仕事のこと、子供のこと、親の介護のこと、寛一の学歴職歴とか何にも考えずに寛一と付き合えてるんだろうなとか。 「何かに拘れば拘るほど、人は心が狭くなっていく。 人は幸せに拘れば拘るほど、寛容さが失くなっていく。」の文章が印象的でした。その通りすぎて。 無免許で寛一が捕まっちゃったところでめちゃくちゃ切なくなりました…。(最初の結婚の件でミスリード?にひっかかってしまって…) なんやかんやハッピーエンドでよかったです。
ただただ不安なんだ
「傲慢と善良」と似てる。
初めと終わりで意外な展開だった。 途中退屈だったが、それなりに面白かった。
