作品紹介・あらすじ
犯罪防止を目的としたＤＮＡ法案が国会で可決し、検挙率が飛躍的に上がるなか、科学捜査を嘲笑うかのような連続殺人事件が発生した。警察の捜査は難航を極め、警察庁特殊解析研究所の神楽龍平が操るＤＮＡ捜査システムの検索結果は「ＮＯＴ ＦＯＵＮＤ」。犯人はこの世に存在しないのか？時を同じくして、システムの開発者までが殺害される。現場に残された毛髪から解析された結果は…「ＲＹＵＨＥＩ ＫＡＧＵＲＡ 適合率９９．...
感想・レビュー (2件)
さすが東野圭吾の作品は面白い。本が分厚いので､読み応えがある｡最初､題名のプラチナデータの意味が良くわからなかったが、読み進めるうちに納得出来るが、特権階級の権力に怒りを覚える。意外な人物が犯人だとわかりビックリさせられる。
やっぱりか。 特権階級とはほんとに存在していて、私たちはいいように管理されているのかもしれない。 小説の格好の題材となり、読み手も「あぁ、やっぱりそうだよね。」と、納得してしまう。 いくらフィクションだといっても、読み終わった後には妙な気味悪さが残る。 そんな風に国民に思わせない、正々堂々とした国家運営を望む。