アロマ

アロマ

7件のレビュー

レビュー

上下巻読了。 いじめ、不登校、家庭環境、友人関係など。割とよく見るテーマではありますが、そのテーマをストーリーに自然に組み込んでるため、スっと心に入ってきやすいんですよね。 言葉も難しくなく非常に馴染みやすいのですごく読みやすかったです。 後半のいろいろネタバレされるところが本当に大好きで。オオカミさまってなんなのか。集められた7人って?というところが明かされていくところが。 そして何より主人公・こころの心の成長が本当に素晴らしくて。 7人を純粋に応援してあげたくなるんですよね…。 特に最後の展開が本当に大好きで、そこをどう感じるかって人それぞれだと思うんですけど、私にとってはこの物語の救いだと思ってるんですよね。 そのあとのエピローグの展開も最高で、非常に感慨深いです。

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かがみの孤城 上

かがみの孤城 上

辻村 深月

かなえ先生の配信をよく見てる者からすると、だいぶマイルドに書かれてるなあ(笑)って思いました。 文章の中で辛口とか厳しくという言葉が出てきますが、私の中では確かに厳しい言葉かもしれないけど、悩みを真摯に受け止め相手のことを思いながら書いてあるなって思いました。厳しくも優しい。そんな表現があってると思います。かなえ先生の人柄がすごく出てるなあって感じました。 悩みの多くは私にも身に覚えがあり悩みにうんうんと共感することも多いし、それに対する回答も素直に受け取ることができるのが他の同じ類の本との違いなのかなって思いました。 もちろん全ての回答を真に受けるわけではなく、本の中でも書いてあるように自身ではどうするかを考えながら読むと自分の考えも整理できました。 大切にしたい考え方、変えた方がいい考え方。人にはいろいろな考え方や思いがあるけれど、人の考え方を聞いて自分を見つめ直すのも大事だなって改めて感じた次第です。 「人生の失敗は9割他人のせい、1割自分のせい」 「人生の成功は9割他人のおかげ、1割自分のおかげ」 自分の人生だから自分で変えるしかない。 クソゲーを良ゲーに変えられるかは自分次第。 正直もっと若い時にこの本に出会いたかったです。でも今からでも遅くない。そう思うことができただけでも読んで意味があった本だと思えました。

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人生がクソゲーだと思ったら読む本

人生がクソゲーだと思ったら読む本

犯罪学教室のかなえ先生

個人的にはすごく面白いと思った小説。 ぜひたくさんの方に読んでいただきたい小説です。 この小説のすごいことは読み進めるにつれて主な登場人物6人の印象が変わっていくってことです。1冊読み終わるまでに6人の印象が二転三転するんです。 人が見る視点によって印象が変わる。それを見事に表現してます。 ひとりの人をいろいろな側面で見るから印象がコロコロ変わる。たぶん人ってそういうものですよね?例えばある人からはこの人はムードメーカーだと感じても、ある人からはこの人は空気が読めない人だとか。 犯人についても私にとっては意外な人物でした。でも告発文を用意した理由を聞いて気持ちはすごく分かりました。少なからず私も就職活動したことがある身。犯人の言いたいことも分かるんです。もちろんやったことは良くないことですけどね…。

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六人の嘘つきな大学生

六人の嘘つきな大学生

浅倉 秋成

読みやすく分かりやすくなっていて言葉がすっと入ってきました。 いろいろな悩みを64の項目にわけて書いてあり、各項目にマンガも交えてあるので非常に読みやすい構成になってます。 私は一通り読みましたが当てはまることがたくさんあったので、今後は困った時に当てはまるところを中心に読んでいってその都度吸収していければと思います。

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もう振り回されるのはやめることにした

もう振り回されるのはやめることにした

Ryota

死者が見える少年と心に傷を負った元刑事の話。 現世に留まっている死者たちは心残りがある。 死者たちは何故死んだのか、何故現世に留まってるのか その謎を少年と元刑事が解き明かしていく。 少年が死者を目撃する時、死んだ時の状態で見れるため死因はだいたい想像がつく。しかし、この人たちに何があったのか…また何を言いたいのか…その謎を解き明かしていく過程が本当に面白い。そして心残りがなくなった時死者は生前の綺麗な姿に戻ってあの世に行く。死者たちは逝くにいけなくてまだこの世に留まってるんだなあと思うと何とかしてあげたい!という気持ちで読み進めてました。その死者たちの思いに感動したり、時には腹がたったり。まるでそこにいるような描写に一喜一憂。 全てが納得できるものではないし全ての死者があの世にいくわけでもない。その辺りがかなり現実的だと感じました。 楽しんで読むことができました。

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ギフト

ギフト

日明恩

1~7巻全て読了。 霧切響子の中学の時の話。 ダンガンロンパを知らない人でも楽しめるミステリー小説です。これでダンガンロンパという作品に興味を持った人はぜひプレイしていただきたい。 ダンガンロンパの霧切ちゃんを知ってる私からすると、彼女はこんなにもたくさんの事件を解決し、そしてこんなにも信頼してるお姉さまに出会えてたんだなって感慨深くなりました。霧切響子という人物をより一層知れたように思います 彼女が何を抱えて、これからどう思いながら生きていくのか。その一端が少しでも垣間見れるような、そんな気がします。

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ダンガンロンパ霧切 1

ダンガンロンパ霧切 1

北山 猛邦/小松崎 類

上下ともに読了。 ゲーム「ダンガンロンパ」の前日譚 担当シナリオライターによる小説化ということで、見事ダンガンロンパの世界感に引き込まれました。 最後には思わぬどんでん返しに驚愕。 見事騙されましたw 小説を読んだ後、再度ゲームするといろいろ見方変わりそうです。

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ダンガンロンパ/ゼロ(上)

ダンガンロンパ/ゼロ(上)

小高 和剛/小松崎 類