ストレス脳

ストレス脳

アンデシュ・ハンセン/久山 葉子
読者数: 23
発売日: 2022/7/18
出版社: 新潮社
ISBN: 9784106109591

レビュー (2件)

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アンデシュハンセン3冊目。基本の理論は同じ。人間の脳みそはほとんどが狩猟民族時代に適応したまま進化をほとんどしておらず、そのせいで現代社会には適応出来ない、を元にしている。誰かの前で話すときに緊張するのは、狩猟時代にはコミュニティから追い出されるかどうかの弁論を想起するから、はなるほど面白いと思った。あとはひたすらカロリーを溜めておきたいから、運動は極力したくないのが健康にはいいのに本能である、というのもそうなんだろうなという気がする。こと、主題の鬱についてはやや不明瞭に思った。何とか引きこもらせる様にするのが脳の働きだということだと思ったが、実例がちょっと分かりづらかった。

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