影のライオン
レビュー
「自分の具体的な経験には限界がある。それ以外に小説とノンフィクションから得られる疑似体験の知識があれば、それを補うことが十分できます 」 筆者が強調した、たった一つのことは「相手の内在的論理をとらえろ」ということ。わかりやすく言うと「相手の立場に立って考える」ということ。 正しい行動とは、「やるべきことをきちんとやる」「やってはいけないことをやらない」
ネタバレを読む
人たらしの流儀
佐藤優
本棚登録:5人
エグくデフォルメした人物がグチャグチャのストーリーを展開する劇画のような小説。
ダーク(上)
桐野 夏生
本棚登録:0人
まれに見る傑作。
国家の罠
佐藤優
本棚登録:11人
自然界の中にいる動植物たちには「本能で生きる」、つまり「負けない」という普遍のスタンスがあるだけで、それ以上でもそれ以下でもない。人が「負けない」力をつけるには、動物たちのように変化に対する動きと感性を磨くこと。 「満足」より「納得」が大切。 負けないための努力すなわち「必要なことだけやっていく」。 負けの99%は自滅。 考えをめぐらせ過ぎてムダな動きをしないこと。 動きを感じる力がないとチャンスも運も離れていってしまう。感じる力は普段の生活の中で養っていく。 間違いの流れが起こっているときは、悪い手を使って勝ちにいくのではなく、あえて敗者になったほうがいい。 素の状態、リラックスした状態になったときに最も強さを発揮できる。 失敗することを恐れるな。最終的な確証などこの世に存在しない。 耐えることを「おもしろい」と思えれば状況は確実に変わってくる。ギリギリまで追い詰められていても先の展開を冷静に見通すことが大切。それを可能にするのが「攻める気持ち」。 瞬時に決断できるようにするには、感覚を日ごろから研ぎ澄ませておく必要がある。
負けない技術 20年間無敗、伝説の雀鬼の「逆境突破力」
桜井 章一
本棚登録:0人
プロの棋士でも、十手先の局面を想定することはできない。五里霧中のなかで一つ一つの決断をしていっている。将棋を指す上で一番の決め手になるのは決断力である。 直感の7割は正しい 決断は、怖くても前に進もうという勇気が試される。 常識を疑うことから、新しい考え方やアイデアが生まれる。 才能とは、継続できる情熱である。
決断力
羽生 善治/緒方 修一
本棚登録:0人
日本語教室という題名だが、日本語のあれこれのみならず、日本人のなりたちや、日本人の特殊性にまで話が及んでいて面白い。講演だから語り口は平易だが、日本人ならこれは忘れたくないなという、大切なことがちりばめられている一冊だと思う。
日本語教室
井上ひさし
本棚登録:0人
泣かせる場面があり、ハッピーエンドで終わる読後感の良い小説。ただ、タイムスリップという安易な仕掛けに頼っているところと、介護に関するメッセージが物語の流れに棹さすほど挿入されているのは少し残念だった。
薔薇とビスケット
桐衣朝子
本棚登録:0人
良好 (good)は 偉大 (great)の最大の敵である。 ♪飛躍した企業は、偉大になるために「なすべきこと」に関心を集中させたわけではなかった。それと変わらぬほど、「してはならないこと」 と「止めるべきこと」を重視している。 ♪第5水準のリーダーシップ 個人としての謙虚さと職業人としての意思の強さを併せ持ち、偉大さを持続できる企業を作り上げる。 ♪「何をすべきか」からではなく「誰を選ぶか」からはじめる。正しい方向が分かっていても不適切な人ばかりであれば偉大な企業にはなれない。 ♪人材は最重要な資産ではない。適切な人材こそが最も重要な資産なのだ。 ♪リーダーシップの要点はビジョンである。同じくらい重要なのが、真実に耳を傾ける社風、厳しい現実を直視する社風を作ることだ。 ♪厳しい現実に直面したとき「最後には必ず勝つ。時間がかかってもその方法を見つけ出す」と宣言する。 ♪針鼠か狐か。針鼠型は、複雑な世界をひとつの基本原理によって単純化し行動を決定する。偉人はみな針鼠なのだ。 ♪針鼠の概念は理解である。自社が世界一になれる部分はどこか、世界一になれない部分はどこかを理解することだ。 ♪人ではなく、システムを管理する。枠組みの中の自由と規律。必要なのは規律の文化であり暴君ではない。針鼠の概念に合わないものはやらない。好機が訪れても条件に合わなければ断る勇気を持つ。止めるべきことのリストを作る。 ♪新技術は業績の勢いの源ではなく促進剤。 ♪劇的な転換はゆっくり進む。外部から見ると劇的な飛躍でも、内部から見ると生物の成長のように着実な積み重ね。 ♪悪いBHAG(社運を賭けた大胆な目標)は虚勢によって設定されたものであり、良いBHAG は理解によって設定されたものである。 ♪BHAG は、情熱を持って取り組める、経済的原動力になる、自社が世界一になれる部分、の3つの円が重なる部分。
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ビジョナリー・カンパニー(2)
ジェームズ・C.コリンズ/山岡洋一
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リビングは畳がいい。 持っている服を減らしたいときは、着ない服を選ぶより、残す服を選ぶ。
時間とお金にゆとりができる「小さな家」
尾崎 友吏子
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「終」の棲家を考える本。年老いて賃貸を見つけることは大変。だからといってもう家を買う金もない。恐ろしい。早く出会いたかった本。
老後に住める家がない!
太田垣 章子
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スーパーや百貨店でさえも信用できない。お米は生産者直か農協通しでないと信用できない。産地偽装に混ぜ米、事故米など、あくどいことが行われている。驚きの一冊。
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コメほど汚い世界はない
吾妻博勝
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佐藤優が、関西大教授の竹内洋に「大学教育が抱える問題について掘り下げて議論したい」と提案して実現した対談。 Why なぜ学ぶのか 「生き残るためには高等教育が必要」 国立大学の授業料は高すぎる。 地方公務員の上級職員試験に合格する学力を身につけるのはコスパがいい。 Who 誰が学ぶのか 「大学は就職予備校ではないからやりたいことをやればいい」 入学歴社会の終わり。 問題なのは就活。学ぶ時間が少ない。 学力の低い学部卒が就職しやすい日本は国際基準からするとおかしい。 What 大学で何を学ぶのか 入試制度を変えなきゃ大学は変わらない。 理系的思考は重要なのに企業の上層部は文系が多い。 How どうやって学ぶのか、教えるのか 勉強嫌いの大学教員。 私学任せの大衆高等教育。 普通の人の基礎学力が高いという日本の取り柄が無くなりつつある。 Where, When 中高一貫校は受験刑務所。 伸び代のある教育をする武蔵。 あり得べき未来の大学! 大学の現状を知る二人が見据えるのは、大学の滅亡という未来。 本当に勉強したい人だけが行けばいいよね。今は就職するまでの一時滞在場所。
大学の問題 問題の大学
佐藤 優/竹内 洋
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