作品紹介・あらすじ
付き合っていた彼女に振られた社会人一年生、どこにも居場所がないいじめられっ子、いつも謝ってばかりの頼りない上司……。でも、いま見えていることだけが世界の全てじゃない。知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり。残業中のオフィスで、事故現場で、フェス会場で、奇跡は起きる。優しさと驚きに満ちた現代版おとぎ話。
感想・レビュー (2件)
福島県猪苗代湖で毎年開催される音楽フェス「オハラ☆ブレイク」のために毎年書き続けられた連作短編集をまとめた１冊 テンポよくて視点が変わり、そして段々と繋がっていく物語という伊坂さんらしい作品です。 猪苗代湖に行きたくなる１冊です！
就職し、会社員として日々勉強の若者、ぺこぺこ課長、いじめられっ子、謎のスパイなど、彼らの１年後、２年後、〇年後はどうなっていくのか！？ 福島県猪苗代湖畔で開催される音楽イベント（オハラ☆ブレイク）で、執筆を依頼されたことが物語の出発点とのこと。 今回の文庫本では、2022年に刊行された単行本（7編＋α）に、「猪苗代湖でまた会う話」が追加収録されています。 読んだ後は、猪苗代湖に行きたくなる１冊(｡･▽･｡)