本と鍵の季節

本と鍵の季節

米澤穂信
集英社
ISBN:9784087442564
本棚登録:150

作品紹介・あらすじ

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。 放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたり...

感想・レビュー (3件)

高校生の謎解きとしては面白いが、ご都合主義感は否めない。全体としては、よくできている。

面白くて1日で読みました。ボトルネックほど暗い雰囲気はなく、軽い気持ちでどんな結末が待っているんだ?とドキドキしながら読みました。もうページをめくる手を止められないのです。 とくにゾクリときたのは『913』でした。 寂しさを覚えたのは最後の『友よ知るなかれ』でした。米澤作品リドルストーリーが多い気がしていて、最後彼はやってくるのか?分からない終わり方だったので。ですが、続編は購入済みで、また2人のストーリーが読めるのは嬉しいです。

ネタバレを読む

途中までは中途半端なミステリを解決して、最後はちょっと面白かったかなー