作品紹介・あらすじ
聖なる白虎の伝説が残る麗虎国。
美貌の宮廷神官・鶏冠は、王命を受け、
次の大神官を決めるために必要な「奇蹟の少年」を探している。
彼が持つ「慧眼(えげん)」は、
人の心の善悪を見抜く力があるという。
しかし候補となったのは、山奥育ちのやんちゃな少年、天青。
「この子にそんな力が?」と疑いつつ、天青と、
彼を守る屈強な青年・曹鉄と共に、
鶏冠は王都への帰還を目指すが……。
心震える絆と冒険を描く、...
感想・レビュー (2件)
李氏朝鮮を想起させる架空の国、麗虎国が舞台のアジア風ファンタジー。 物語の展開はスピーディ、登場人物も魅力的と、言うことなし。
#宮廷神官物語 全12巻 角川文庫 #榎田ユウリ #葛西リカコ 麗虎国が舞台のアジアンファンタジー。リズムが良くてどんどん読めるし、細かい生活風景はとても面白かった。 人と人とのつながりっていいなぁと思った。 鶏冠と天青、王子と赤烏、櫻嵐とキキ、絶対的な主従関係の絆が濃ゆい。BLではないのだけれど、上質な親愛の情は何物にも代えがたい。 天青の良さを言葉にするのは難しいのだけれど、子猿と言われたやんちゃな少年時代も、凛々しく成長した天青も大好きです。 天青の英雄ファンタジーにならなかったのは、聡明な宮廷神官の鶏冠が軸であり、貧しい労働者階級の日常生活の上に国は成り立っているという思想や描写が丁寧ににじみ出ていたから。 冒険や宮廷の陰謀、エピソードを積み重ねながら、どう生きるのか?登場人物ひとりひとりに目を向けて欲しかったのだろうと思う。本当に魅力的なキャラばかりで感動しました。 今となっては、美しき鶏冠の女装が懐かしい。袂を分かつ元宮廷神官も遠い雲の先で達者であると知り感慨無量でした😭 みやさんオスメスありがとうございました。 めちゃ鶏冠お気に入りです!