作品紹介・あらすじ
ジャクソン・ポロック幻の傑作が香港でオークションにかけられることになり、美里は仲間とある計画に挑む。一方アーティスト志望の高校生・張英才のもとには謎の集団「アノニム」からコンタクトがあり!?
感想・レビュー (2件)
「ジャクソン・ポロック×香港」で描かれているアートフィクションです。 香港の情勢や考え方が緻密に描かれていて勉強になりました。 最後のスピーチも印象的で、同じ著者である『本日は、お日柄もよく』を再読したくなりました。笑
著者のアート系小説の中では少し趣向が変わっていたが、予想以上に壮大なストーリー。特に臨場感溢れるオークションシーンは圧巻。ジャクソン・ポロックの作品や人生に触れられた事も大きな収穫。最後の英才のスピーチから著者のアートへの強い思いがひしひしと伝わった。

