匿名ユーザー
2026年2月27日
面白かったよ。 100分de名著に出てきた本だけれど、ギヨメがなんとか家族に保険を下りるようにするため、死体が発見できるところまでいったくだりは番組でも紹介されていたけれど良いですね。また、後半のプレヴォとの2人でリビア砂漠を放浪したところも凄かった。何度も何度も蜃気楼を見ては、それを蜃気楼だとわかっていても信じてしまう、というのが人間のあり方だなと。そして、自分を発見してくれた遊牧民に対して、「顔を覚えていない、彼は人間そのもの」というのが、なんだか聖書の良きサマリア人をなぜか思い出させた。ちょっと内容違うけど。あとは、奴隷のおじいさんを助けたところかな。自分が自分として戻ってくるためには誰かに必要とされなければならないというのは納得。奴隷に名前がひとつしかないのに自分に戻るために固有の名がある、ってとこもなんだか哲学的だった。
人間の大地
アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ/渋谷豊
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