作品紹介・あらすじ
炎上商法でベストセラーを目指す新人作家、
文学系インフルエンサーに対抗心を燃やす書評家、
実績もないのに小説教室で荒稼ぎする講師……
文芸界が生んだ “承認欲求モンスター”を、毒舌で退治しろ!
新人賞を獲ったばかりの作家の卵が殺された。若手刑事の高千穂は、作家兼業の名物刑事・毒島と捜査を開始する。被害者が通っていた小説教室を訪ねると、そこには異様な光景が……。受講生の提出作品を嘲笑する講師に、互...
感想・レビュー (2件)
シリーズ最初の作品と似た短編ストーリー展開で読みやすくおもしろかった。作家も大変な職業だと改めて思う。
中川さんは世情と絡めた話が多いけど、巻末の「この物語がフィクションだったらいいのになあ」の一言には痺れた。そこまでを作品の一部として活用するとは。さすがの一言に尽きる。