川のある街

川のある街

江國香織
朝日新聞出版 (2024年2月7日発売)
ISBN:9784022519610
本棚登録:36

作品紹介・あらすじ

はか なく移りゆく濃密な生の営み。人生の三つの〈時間〉を川の流れる三つの〈場所〉から描く、生きとし生けるものを温かく包みこむ慈愛の物語。  * * *ひとが暮らすところには、いつも川が流れている。両親の離婚によって母親の実家近くに暮らしはじめた望子。そのマンションの部屋からは郊外を流れる大きな川が見える。父親との面会、新しくできた友達。望子の目に映る景色と彼女の成長を活写した「川のある街」。河口近...

感想・レビュー (3件)

Ⅰ 幼馴染と遊んだ日々を思い出しました。独自で編み出した遊びが懐かしい。 Ⅱ カラスの哲学になるほどなと頷く。『すべてはいまをいかに享受することにかかっている』 Ⅲ 晩年に素敵な思い出を忘れず、優しい人たちが身近にいてくれることは、とてもありがたいこと。時折、記憶が抜け落ちたとしても、なんとかなるものなのだ。芙美子さんは、幸せな人生を歩んでいると思う。

ネタバレを読む

江國節炸裂で、読んでいるうちに意味が解らなくなってきた。淡々と…物語が始まり、何となく終了してる。最後の認知のあるオバサンの話、なんとなく好き。

4/22読み終わり。 3部構成の短編集。最初の望子の話はすごくすごく好きだった。小学生目線の母とその妹、大叔母と離婚してたまに会う父親、親友とのやり取り全ての細かい描写が、なんとも素敵で。父親が手を繋ぐ前の合図とか、親友との遊び(ごぼう)とか。大好きな江國さんらしい話。2番目はカラス目線の、最後は痴呆が入ってきた女性とその姪の話。