スロウハイツの神様(上)

スロウハイツの神様(上)

辻村 深月
読者数: 207
出版社: 講談社
ISBN: 9784062765565

レビュー (3件)

辻村深月の長編。 千代田光輝は売れっ子作家であるが影響力が強く、彼の作品を読んだ読者が殺人事件を起こしてしまう。そのため、公輝は世間に責められていた。 ところが、ある少女のTV局への投稿から、風向きは一変する。わたしは彼の作品によって救われてきたと。少女はチヨダコウキの天使と言われるようになる。 そして数年後。 アパートのスロウハイツは、赤羽環がオーナー。 そのほかにテナントとして、狩野壮太、長野正義、森永すみれ、黒木智志、千代田光輝、円谷伸一が暮らしている。いずれも皆が脚本家や、画家、漫画家の卵であり、まだ芽が出ていない。 縁あって環がオーナーとなったスロウハイツに住むことになった。 唯一の例外は千代田光輝。 チヨダブランドという名前を作り出したこと著名な作家。環とは出版社のパーティで知り合った。環に誘われ、スロウハイツに住むことに。 彼らのアパートでの奇妙な同棲生活が始める。 しばらくして、スロウハイツの一室に更に加々美莉々亜がやってきた。 息を呑むような美しい少女。 一方的に、千代田光輝を慕っている。 千代田光輝もまんざらではない。 そして、スロウハイツには不穏な空気が流れはじめる… 物語がどこに着地するのか全然わからない、そんな不気味さを孕んだ上巻です。 毎度辻村深月の小説は入り組んでいて、ゲームみたいな趣きがあります。

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初めての上下巻、上巻はこれなんの話なんだろう。と思ってた。 ただ、下巻読み終えて、最高だった。

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なんかよくわからないけど 読み続けた

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