サブマリン

サブマリン

伊坂幸太郎
講談社 (2019年4月16日発売)
ISBN:9784065145951
本棚登録:193

作品紹介・あらすじ

家裁調査官の武藤は貧乏くじを引くタイプらしい。無免許事故を起こした19歳は、近親者が昔、死亡事故に遭っていたと判明。また15歳のパソコン少年は「ネットの犯行予告の真偽を見破れる」と言い出す。だが一番の問題は傍迷惑は上司・陣内の存在だった! 読み終えた瞬間、今よりも世界が輝いてみえる大切な物語。伊坂ワールドでは、どんなに孤独な魂にも光が注ぐ!!

感想・レビュー (3件)

伊坂さんの本は救いがあって好きだなぁと改めて感じながら読むことができた。被害者も加害者もどちらにも大切な人生があり、事件によってどちらの人生も壊れてしまう救いのない内容が書かれているが、そんなとても重くなってしまいそうな内容であっても、正しく正面から受け止めつつも、重くなりすぎずに読ませてくれるのは、やはり伊坂さんの作品に描かれている勧善懲悪の精神ではないかと思う。チルドレンも読まなくてはと思った。またジャズも聴きたくなった。

陣内さんが好きすぎる

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