エヌケイ

2025年2月17日

読み終えて感情移入しすぎて余韻から抜け出せずにいるわたし。きっと女性が読んだら共感になるのでしょうが、異性の私でも心が持っていかれそうになった。ストーリー展開と細かい心理描写が秀逸で、葵と魚子が感じたであろう海や郊外の景色と匂い、小夜子の娘への愛や他人と関わろとする勇気や気持ちを慮ろうとする優しさ。 青春の脆さと大人の狡猾さ、、 そういうものがすべて浮かんできて、不覚にも涙を流してしまった。 読み終えるのが惜しい小説に出会ったのは久しぶりで、続編を読みたくなった。 ナナ子ちゃん元気にしてますか?

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対岸の彼女

対岸の彼女

角田 光代

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