スペースプローブ

スペースプローブ

機本伸司
早川書房 (2010年6月1日発売)
ISBN:9784150310028
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作品紹介・あらすじ

西暦2030年、地球に接近する長周期彗星“迩基”へと向かった無人探査機が、謎のメッセージとともに消息を絶った。有人月着陸計画のパイロット・石上香蓮は、みずからの存在に疑問を抱えながらも日々を送っていたが、ある日“迩基”の進路上に、ニュートリノ信号を発する謎の物体が存在することを知る。香蓮たち6名のクルーは、夜な夜なカラオケボックスに集い、月計画にかわる“裏ミッション”の実行計画を練るが…。

感想・レビュー (2件)

ここまで登場人物に感情移入できない小説も珍しい。個人的には駄目だった。

神話と人間の根源的な疑問である我は何処から来て何処へ行くのか、ファーストコンタクト、組織の滑稽さ等を交えたストーリーに魅了された。 ただ前半の部分はもう少し簡潔でも良かったかと思う。