エミリの小さな包丁

エミリの小さな包丁

森沢 明夫
KADOKAWA (2016年4月27日発売)
ISBN:9784041032084
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作品紹介・あらすじ

信じていた恋人に振られ、職業もお金も、居場所さえも失った25歳のエミリ。藁をもすがる思いで10年以上連絡を取っていなかった祖父の家へ転がり込む。 心が荒みきっているエミリは、人からの親切を素直に受け入れられない。しかし、淡々と包丁を研ぎ、食事を仕度する祖父の姿を見ているうちに、小さな変化が起こり始める。食に対する姿勢、人との付き合い、もののとらえ方や考え方……。周囲の人たち、そして疎遠だった親との...

感想・レビュー (3件)

暖かな良い本だった。特に後半、大切な言葉が沢山あった。 当たり前の日常、食事、気分良く生きること、自分で自分の人生の価値を決めること。

エミリが龍浦を離れ東京にむかう列車のたころ自分の過去思いだし切なくなった。なんとも心の洗われるすばらしい

すごくすごく良かった。 ほっこり、とてもためになる言葉もあった。 魚料理が美味しそうで参考文献の料理本が欲しくなった。 無口なおじいちゃん、シャイなおじいちゃん、素敵な考えの持ち主。エピローグも良かった!!最高!