
チコ
2025年9月19日
まるで映像で観ているかのように細部に渡り文字でシーンを描くのはいつもの通りだが、だんだんその度合いが増しているような気がしなくもない。少しくどいところもあるかな。でも、やはりこの作家の草を中心にしてとりまく人々とのコミュニケーションはとても温かい。同棲を始めた久美さんは一ノ瀬君とうまくいくのかな。 愛情に裏打ちされた賢さがあっていい。今回は拾った吹き出しメモにたすけてと書かれてあったことに端を発しSTORYが展開していく。このシリーズはまだまだ続くだろう。続いてほしい。

月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ
吉永 南央
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