
ちりめんじゃこ
2025年5月10日
現代の日本では、用途があるものだけを必要とし、自然や動物は価値が無く不要なものであるという概念が存在しており、意味だけを求めて行動している大人が多い。自然(木々や川など)に存在している意味など無いし、我々の行動や生きる動機についても意味がなくて良いものだ。都会と自然が完全に分離することなく干渉し合う環境で生きることで、AIとは違う人間らしさを持って生きられる。一つの事象に対してそれぞれの個人が受け取るものは千差万別であり、それぞれが違っていてそれぞれが個性であり、それぞれが事実である。テレビやSNSといった単一思考に捉われるのは人間らしさや人生を忘却してしまう行為で、自分の身体で見て触れて感じることが大切な経験であるだろう。

ものがわかるということ
養老 孟司
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