作品紹介・あらすじ
この世界に、出口はあるか。
いじめをきっかけに不登校となっていた中学生の進は、親の勧めで夏の2ヶ月を沖縄の離島で過ごすことになった。美しい海の前に建つ豪奢な家で、つかの間心を癒す進だったが、日々課される「修練」の過酷さは徐々にエスカレートしていく。夜中に聞こえる不可解な悲鳴、儀式に使われたかのような部屋、消えた少女、豚小屋で異臭を放つ肉片。進は命がけの脱走を図るが……。狂気をおびた大人の欲望...
感想・レビュー (2件)
猟奇的、狂気的 読後のベッタリと張り付くような不快感が半端ない 主人公は離島での生活に徐々に違和感や不信感を覚えていく。その過程を主人公に追尾していくと先にあるのは圧倒的に禍々しい何かだろうという気配が充満し、この先を読みたくない、知りたくないという恐怖心に苛まれた。しかしここで何が起こっているのかを知りたいという欲を掻き立てられ結果1日で読了。 全てが事細かに明らかにされることはなく終わり、それがまた不快感、不信感を助長させる。
怖かった