科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

三田一郎
講談社 (2018年6月20日発売)
ISBN:9784065120507
本棚登録:16

作品紹介・あらすじ

宇宙や物質の究極のなりたちを追究している物理学者が、なぜ万物の創造主としての「神」を信じられるのか? それは矛盾ではないのか? 物理学史に偉大な業績を残したコペルニクス、ガリレオ、ニュートン、アインシュタイン、ボーア、ディラック、ホーキングらが神をどう考えていたのかを手がかりに、科学者にとって神とはなにかを考える異色の一冊。しかし、この試みは「科学とは何か」という根源的な問いを考えることでもある。...

感想・レビュー (1件)

マルチバース論集中講義に続いての科学本。 宇宙はどのように、なぜ存在するのか、興味は尽きない。 私達の宇宙は、沸騰したお湯に浮かんでくる気泡の一つの様なものと考える捉え方は、なぜかストンと胸に落ちて妙に納得してしまいました。 著者の神=宗教 ではない、との記述。多くの科学者が神の存在を信じているといわれるけれど、それはいわゆる宗教で神、といわれている形あるもののことではないのだと認識。存在を創りだしたものの正体、始まり、ではその始まりはどのように始まったのか、その始まりを神業と称しているのだと、それを探求し続けることが科学者にとっての「神を信じる」なのだとまとめられていた。 科学を政治や権力に利用するのは、科学者の本意ではないはず。神秘はあるけれど、謙虚であらねばならない。