匿名ユーザー
2026年4月25日
定信に呼び出され、防衛についての参考意見を聞かれるのかと思いきや 親のことまで持ち出され、発禁、本の回収まで言い渡され幕府に追われる身となった子平。 彫師のお槙と版木を持って逃走する描写もスリル満点だが、子平が見た蝦夷や長崎の話もなかなか興味深い。子平没後60年に浦賀に来たペリー。彼の小笠原諸島領有宣言を翻したのは、子平が書いた『三国通覧図説』だった。その領有が幕府のものである、と明記されていたのだ。 子平をあれほど嘲笑していた林大学頭が、それを持ち出してペリーに見せた場面をぜひ見てみたかった。 子平が命を掛けて、日本を守ってくれたのだ。 どんな時も広い視野で情報を集め、冷静に判断していくことが大切だ。 いつの時代も国を守るのは、きちんとした資料と軍事力である。
命の版木
植松三十里
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