しろがねの葉

しろがねの葉

千早茜
新潮社 (2025年6月25日発売)
ISBN:9784101203843
本棚登録:12

作品紹介・あらすじ

銀(しろがね)の光を見つけた者だけが、この地で生きられるーー。父母と生き別れ、稀代の山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、石見(いわみ)銀山の坑道で働き始める。山に穿(うが)たれた深い闇に恐れと憧れを抱きながらも、そこに女の居場所はない。熱く慕う喜兵衛や、競うように育った隼人を羨むウメだったが、勢いを増すシルバーラッシュは男たちの躰(からだ)を蝕(むしば)んでゆく……。生きることの苦悩と官能を描く、直...

感想・レビュー (2件)

千早茜さんの作品として読むのは6冊目♪ 戦国末期の石見銀山が舞台 シルバーラッシュに沸く銀山で生きたウメの生涯を 、彼女の様々な感情や周囲との関係性を軸に濃密に描かれている。 馴染みのない単語などもたびたび出てきて、調べながら読んだので勉強にもなった|д゚) #168回直木賞受賞作 #新潮文庫の100冊

『新潮文庫の100冊』の対象本 石見銀山を舞台に、夜目が効く女性・ウメの生涯を描いた1冊 喜兵衛や隼人といった周りの人物たちも魅力的で、生きることの大変さと大切さを感じました。 石見銀山、見に行きたい!(特に間歩)