満天のゴール

満天のゴール

藤岡陽子
小学館 (2017年10月26日発売)
ISBN:9784093864800
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作品紹介・あらすじ

人の生と死に希望をもたらす感涙医療小説 奈緒(33歳)は、10歳になる涼介を連れて、二度と戻ることはないと思っていた故郷に逃げるように帰ってきた。長年連れ添ってきた夫の裏切りに遭い、行くあてもなく戻った故郷・京都の丹後地方は、過疎化が進みゴーストタウンとなっていた。 結婚式以来顔も見ていなかった父親耕平とは、母親を亡くして以来の確執があり、世話になる一方で素直になれない。そんな折、耕平が交...

感想・レビュー (2件)

とても綺麗なお話しでした。最初は旦那の浮気、離婚とドロドロしてるかと思いきや 主人公の奈緒さんが実家に戻り、離婚を決意し、自分の足で自立をし、三上先生や、早川さんと出会い、自分や相手の人生や死生観を見直し、お手伝いをしていく過程が自然でした。息子の涼介も可愛かった。三上先生と早川さんの関係は衝撃的でした。満天のゴールは、人生のゴールだったんだなーと。最後に奈緒と三上先生が結ばれたら良かったのに。

心に沁み入る素敵なお話。 「満天のゴールを目指して生きよう。願わくば誰かの星になれたら…」と思いながら静かに本を閉じた。 医療過疎の現状がリアルに描かれており、僻地医療や終末医療について深く考えさせられる内容。 何より真っ直ぐな涼介の姿に胸打たれた。