マリエ

マリエ

千早茜
文藝春秋 (2023年8月25日発売)
ISBN:9784163917405
本棚登録:80

作品紹介・あらすじ

「離婚って失敗なの?」「恋愛と結婚って別物?」 新直木賞作家が描く、おとなの女性の結婚と幸福をめぐる物語。 桐原まりえは40歳を手前に離婚した。夫の森崎に「恋愛がしたい」と切り出され、2年近い話し合いの時期を経て、7年半の結婚生活に終止符を打ったのだ。理由にはいまも納得がいかないまりえだったが、自分はもう誰にも属していない、そう思うと心は軽やかだった。離婚届を提出する朝、寂しさよりも、手放して一...

感想・レビュー (2件)

10/1読み終わり。予約本待ちの繋ぎで借りたのだけど、もうとてもよかった!私が好きな千早さんの大人女性の心理描写。素晴らしい。40歳手前で旦那に離婚を切り出され応じたマリエ。離婚届を出した後2人で中華を食べる時の気持ちの描写よ…。数ヶ月経って7歳年下の由比くんと出会い、自宅で小麦粉料理を作って食べる関係から、男女の仲になる。でも同時に結婚相談所で婚活もしながら、結婚とは男女とはでもがく。千早さんの食べ物の描写も好き。

恋愛がしたいと旦那に離婚を切り出されたマリエ。 離婚後にお見合いをしたり年下の男の人と付き合ったりして心が揺れ動く様子は面白かった。 最後は年下の彼氏にお見合いがバレて別れそうになったりするが上手くいく予感 地震もあり時代に反映している