分身

分身

東野圭吾
集英社
ISBN:9784087485196
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作品紹介・あらすじ

私にそっくりな、もう一人の私がいる!?自分にそっくりな東京の女子大生・双葉をテレビで見て驚く札幌の女子大生・鞠子。2人を結ぶ宿命の絆とは何か?迫真のサスペンス長編。(解説・細谷正充)

感想・レビュー (5件)

人間のクローンってちょっと気味が悪いけど、結末は会うべくして会ったって感じで、鳥肌が立った。鞠子のお父さんは、娘を助けるために先に外に出させて建物に火をつけた。それが、鞠子のお母さんがしたことと同じだと思った。

もし自分と全く同じ顔の人が目の前に現れたら。自分はめまいがして倒れてしまうかもしれない。現代医学において、子供を産みたくても産めない人でも子供を産むことができる方法が確立されてきた。その反面、その技術が恐ろしいことを引き起こしてしまうかもしれない。その恐ろしさを、双方の視点から描くことで、双方の感情の移り変わりと、全く別の場所にいる2人が徐々に交わっていく様子が面白かった。

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それなりに面白いクローンミステリー

クローン技術を絡めた殺人事件