作品紹介・あらすじ
今はない家と人々の、忘れがたい日々の物語。映画化決定
昭和初期東京、戦争の影濃くなる中での家庭の風景や人々の心情。ある女中回想録に秘めた思いと意外な結末が胸を衝く、直木賞受賞作。
感想・レビュー (2件)
しっかり作られた小説 登場人物の心情が読み終わってから一気にうわっと思い起こされて余韻が残る。戦争が知らぬ間に始まる怖さが現代とも似ていて歴史は繰り返すのを想像したり、悲惨さもじんわり伝える物語。
改めて読み返し。 タキちゃんの一途さ、健気さが胸を打つ。 映画を見直したい。