サーチライトと誘蛾灯

サーチライトと誘蛾灯

櫻田智也
東京創元社 (2020年4月21日発売)
ISBN:9784488424213
本棚登録:27

作品紹介・あらすじ

昆虫オタクのとぼけた青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。昆虫目当てに各地に現れる飄々(ひようひよう)とした彼はなぜか、昆虫だけでなく不可思議な事件に遭遇してしまう。奇妙な来訪者があった夜の公園で起きた変死事件や、〈ナナフシ〉というバーの常連客を襲った悲劇の謎を、ブラウン神父や亜愛一郎(ああいいちろう)に続く、令和の“とぼけた切れ者”名探偵が鮮やかに解き明かす。第10回ミステ...

感想・レビュー (2件)

『蝉かえる』を読んだら、第1弾にあたるこちらの本も気になったため手に取りました。 読めば読むほど、主人公のえり沢泉に愛着が湧きます(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡ 5つの物語から構成されていて、それぞれに味わいがある中、私が特に好きだったのは『ナナフシの夜』 三省堂書店の購入特典で「ミツバチと押し花」を期間限定で読むことができたのもちょっぴり嬉しかったです♫

続編にあたる『蟬かえる』を先に読み、本作も気になって購入しました。 主人公“えり沢君”の謎のキャラクター性は魅力的で、続編に登場する人物達もいるため、色々と楽しみながら読むことが出来ました。