レビュー (2件)
600ページ超のミステリだが、淀みのない展開で一気に読んだ。 間違いなく2023年を代表する傑作。 期間工、派遣工の四人がある事件を経て結束し、企業・警察に闘いを挑む物語。 最終章が熱い。
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10/8読み終わり。 やっぱり太田愛さんの本は面白い! 派遣や期間工だけじゃなく、正規でも過酷な労働環境にある自動車工場で働く4人。夏休みに玄さんの誘いで同じ家で生活をし、労働組合設立をするまで勉強し、会社と闘うという気持ちいい話。4人それぞれの個性、文庫のねえさんが素敵だった。玄さんの死後、4人の回想シーンはとても描写がよくて泣けた。返却期限ギリギリだったので、雑に読んでしまった部分があるため、もう一度借りたい。
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