作品紹介・あらすじ
この物語には、二人の「私」と、二つの「真実」がある。
結城真一郎氏絶賛!
読み始めて思った。「王道の辻堂作品だ」と。
読み終えて思った。「まんまと騙された」と。
昼と夜で、一つの身体を共有する茜と咲子。
しかし「昼」が終わりを告げたとき、予想だにしなかった「夜」の真相が明かされるーー。
感想・レビュー (2件)
最初の茜目線での第一章は「なんだか美化された話だなぁ…よくある感動ものの話なのかなぁ…」と思っていたのですが、第二章では話がひっくり返り、ここから、この物語面白い…!!と思いました。 第二章から、咲子さんの「人間らしさ」が滲みでていたのがよかったです。死に対する気持ちもリアルに感じて。高校時代の友達や先輩との事故前の確執も、そりゃ綺麗事だけじゃないよね、と。
