神の蝶、舞う果て

神の蝶、舞う果て

上橋菜穂子/白浜鴎
講談社 (2026年1月22日発売)
ISBN:9784065416518
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

「ときどき思うのよ。偶然って、本当にあるのかしらって。この世には、私たちには見ることも、思い描くこともできない複雑な糸がはりめぐらされていて、その壮大な布の中では、どれもが、あるべきところにあるとしたら……」(本文より) カタゼリム(降魔士)の少年・ジェードは、神と魔物、光と闇が共に宿っているとされる、神聖でありながらも恐ろしい聖域<闇の大井戸>で、魔物から聖なる蝶を守る役目を負って暮らしていた...

感想・レビュー (1件)

大いなる生命の輪廻の中で、その根源を知ることもないまま自らの役割を果たし、その結果の享受し、命を繋いでいく。大好きな上橋菜穂子先生の様々な物語に通じるような、自然や人以外の営みを讃えるような冷たさと温かさを、その中で力強く生きる人々の心の光を、どこか未完成さを感じながらもしっかりと感じられる、素敵な作品だった。久々に全部読みたい!