作品紹介・あらすじ
子ども時代を、子ども目線でえがく。
益田ミリ、4年半ぶりの書き下ろしエッセイ。
幼い頃、胸に抱いた繊細な気持ちを、丁寧に、みずみずしくつづります。「入学式に行きたくない」「線香花火」「キンモクセイ」「サンタさんの家」など、四季を感じるエピソードも収録。かけがえのない一瞬を切り取った、宝物のような春夏秋冬。38点の描き下ろしカラーイラストも掲載。
「おとなになると今日のことを忘れてしまうのかな。...
感想・レビュー (4件)
登場する益田さんの担任の素晴らしいこと。益田さんたちがその先生を大好きだったことがよく伝わってきた。「春がそこまで来てる」を「パン屋の角らへん」と解釈する小1の益田さん可愛いすぎる。
子どもならではの疑問や好奇心、悩みを瑞々しく描いてる。自分自身も人と少しでも違ったらどうしようと不安にかられるタイプだったので、著者の心情がよくわかった。また大人になってしまった今現時点から見れば、なぜそんなことをしたの?と言いたくなる子どもの行動にもその幼い知識ながらもきちんと考えた末の行動であることが多いのだろうなと感じる。純粋な無知や知的好奇心に端を発する行動を頭ごなしに叱られるのはやるせない気持ちになった気がするなと自身の幼少期を振り返った。
ミリさんの子供の頃のお話
