riddele

2022年6月10日

梅雨時の鬱々とした何とも言えない湿度を感じる時に読みたい一冊。第一巻よりもこちらの巻のほうがかるかやさんの出番が控えめなイメージです。その分、各話の主人公の見ている闇がより暗く、より得体の知れないもののように感じてぞくぞくします。ふと目に入る隙間やくらがりにドキッとする小野不由美先生の筆致がとても好きです。

営繕かるかや怪異譚 その弐

営繕かるかや怪異譚 その弐

小野 不由美

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