営繕かるかや怪異譚 その弐

営繕かるかや怪異譚 その弐

小野 不由美
KADOKAWA
ISBN:9784041060469
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作品紹介・あらすじ

両親と弟が鬼籍に入り、かつて花街だったという古い町並みにある町屋の実家に戻ってきた貴樹。貴樹が書斎として定めた部屋の書棚に立てかけられた鏡をずらしてみると、柱と壁に深い隙間があった。そしてその向こうに芸妓のような三味線を抱えて座るはかなげな着物姿の人影が見えた。やがて貴樹がその女を見ずにはいられなくなり……。(「芙蓉忌」より) 佐代が生まれた家の町の一郭に神社があった。その神社の脇に背戸があり、夕...

感想・レビュー (1件)

梅雨時の鬱々とした何とも言えない湿度を感じる時に読みたい一冊。第一巻よりもこちらの巻のほうがかるかやさんの出番が控えめなイメージです。その分、各話の主人公の見ている闇がより暗く、より得体の知れないもののように感じてぞくぞくします。ふと目に入る隙間やくらがりにドキッとする小野不由美先生の筆致がとても好きです。