もっと悪い妻

もっと悪い妻

桐野夏生
文藝春秋 (2023年6月23日発売)
ISBN:9784163917092
本棚登録:64

作品紹介・あらすじ

男たちの身勝手さを、一行で打ち砕く桐野文学の極北! 夫公認のもと、元恋人と自由な時間を過ごす妻を描いた表題作「もっと悪い妻」など、計六作の短編を収録。 「麻耶は大事だと思っている人が他にいるの?」 「いるよ。男でも親友になれるよ」 「それはそうだろうけれど。困ったな」 (「もっと悪い妻」より) ネット上で〈悪妻〉と批判されることに悩むバンドのヴォーカルの妻を描いた「悪い妻」。 妻と離婚した後...

感想・レビュー (2件)

短編集で、あっという間に読める。 話がバラエティに飛んでいるが、どの話も途中で終わる。後の結末がどうなったかが気になる。いろんな人物が出て来て面白いが、読んだ後物足りなさが残る作品。

桐野夏生さんの本が好きでよく読むのですが、短編集は初めてでした。 読みやすいのですが、最後の終わり方がここで終わる…?と感じ、登場人物のほんの一瞬を見ただけ、で終わり消化不良でした…。 個人的に短編集が苦手だからかもしれません。