作品紹介・あらすじ
文明の発達と医学の進歩がもたらした人口の高齢化は、やがて恐るべき老人国が出現することを予告している。老いて永生きすることは果して幸福か?日本の老人福祉政策はこれでよいのか?-老齢化するにつれて幼児退行現象をおこす人間の生命の不可思議を凝視し、誰もがいずれは直面しなければならない“老い”の問題に光を投げかける。空前の大ベストセラーとなった書下ろし長編。
感想・レビュー (3件)
認知症の介護問題が書かれていた。 昭和47年に書かれているが、今も変わらない問題だ。介護保険があって少しは良くなっている。家族だけで介護するのは大変なことだ。認知症の介護は今も変わらない。
52年前の本
現在にも通じる本 40年前に、今の日本を見事に予測している。 この頃に比べれば介護は、公的に充実している。おかげでうちも施設に。
