湖の女たち

湖の女たち

吉田修一
新潮社 (2023年7月28日発売)
ISBN:9784101287591
本棚登録:26

作品紹介・あらすじ

湖畔の介護施設で暮らす寝たきりの男性が殺された。捜査にあたった刑事は施設で働く女性と出会うが、二人はいつしかインモラルな関係に溺れていく。一方、事件を取材する記者は死亡男性がかつて満州で人体実験にかかわっていたことを突きとめるが、なぜか取材の中止を命じられる。吸い寄せられるように湖に集まる男たち、女たち、そしてーー。読後、圧倒的な結末に言葉を失う極限の黙示録。

感想・レビュー (3件)

記者の池田さんが追っている事件と介護施設の殺人事件とが繋がっていくのは面白かったのです。 でも、圭介と佳代の関係性が気持ち悪かったです…。 好青年風の警察官と真面目な介護士が奴隷関係?になっていくという… そういう関係になる際の最初の誘い方?も気持ち悪い…とにかく圭介への嫌悪感がすごいです。 最後、圭介と佳代もあっけなく?別れ、事件も解決せず消化不良で終わるのかと思いきや、糸口が見つかるところで終わってよかったです。 映画化されるとのことで気になって読んだのですが、福士蒼汰くんが圭介の役をやることにモヤモヤしました…。でもモテたって書いてあったような気がするので合ってるのかもしれません…。

点が線でつながる…ところまではいかない感じ。  圭介と佳代の関係も意味不明。